ドブ窓の上、 鉄蓋の下。 天と地と。 月と鼈。 雲泥の差。 この窓を境にして 上と下では 想像を絶する 異なる世界が 広がっていた。 永年、臨界点を守ってきた 蓋は、 輪回転して、 こちらと、 あちらを、 行き来する 窓になった。 つたの絡まる その窓は でも、 もう、 そこにはいなくなって 空のように、 水のように、 炎のように、 緑のように、 闇のように、 光のように、 姿をあらわす。 |
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「ドブ窓エレジーcorabo2003」
鉄蓋ー…牧志1992 溝の無くなった20kgの蓋と |
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mokuji | ||||||||||
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