泡盛ーawamori. ★★★3stars.
|
|||||||||||||||
むかしむかし、琉球の国に、『うんしゃく酒』と呼ばれるお酒があったという。この酒は、女性がお米を口内で噛み砕き、唾液中に含まれる酵素を利用してつくられる『口かみの酒』である。また、『しげち酒』、と称される酒もあった。うんしゃく酒はいくら飲んでも酔わないが、しげち酒は宴会の場面で用いられる、現在でいう酔うための酒であったといわれている。
しかし、泡盛はこのしげち酒がそのまま発展したものではないらしい。 15世紀当初、琉球はさかんに東南アジアと貿易を行っていた。その中に、『南蛮酒』と呼ばれる舶来の酒も含まれていた。泡盛は、古来琉球の酒文化にプラスして、東南アジア、特にタイの米蒸留酒技術の影響を強く受けて、誕生したと言われている。その時期は、早ければ15世紀、遅くとも16世紀であったと推測されている。 江戸時代に入り、泡盛製造はライセンス制となったこともあり、酒造場は、首里城のすぐ南側の「三箇」(現在の鳥堀、赤田、崎山)と呼ばれる所に集中していた。 ここで泡盛はみがきをかけられ、高級酒として成長していったのである。 参考文献:「Coral Way」「泡盛百科」「首里古地図」 |
|||||||||||||||
この泡盛は、第二次世界大戦終戦直後、ウイスキーの瓶を再利用して瓶詰めして売られた、神村酒造の「Three Star」という泡盛。
バックの風景は古き良き沖縄を、新月から満月に変化する月で、ゆっくりとした時の流れを表現しました。 |
|||||||||||||||
イラストレーションボード リキテックス、ジェッソ ミスノン 色ケント 星砂 |
|||||||||||||||
Illustration-Room-mokujiヘ |
|
||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|