kijimuna(きじむな〜、木の精、ぶながや)
奄美諸島にも同じような話があり「けんむん」と呼ばれているという。
古来沖縄で、ガジュマルの木に住むという木の精霊、「キジムナー」。身長は小柄で1mくらい。赤い表皮、長い髪の毛、クリクリッとしたまん丸い目玉。好物は魚のめん玉。空を飛び、海面を歩き、魚を捕まえる。夜な夜な人家に忍び込んでは、人々に金縛りをかけて、おもしろがっている。人々から怖れられているけど、けっして憎まれてはいない。そんな存在でした。

そういう風に人々の暮らしに密着していた、「キジムナー」でしたが、開発が進み、人里からガジュマルの木が減るたびに、北へ、北へと、追いやられてしまいました。今では、ヤンバル(山原、沖縄県北部の森林地帯)でしか、目撃されなくなりました。

今から考えると、あの金縛りは、自然を壊し乱開発する、我々人間への抗議、警鐘だったのかもしれません。

450mm×300mm

イラストレーションボード

リキテックス、ジェッソ
水彩絵具
ラッカースプレイ

発泡材

ペーパーセメント
ボンド
色鉛筆
パステル

ミスノン

色ケント

星砂

沖縄の代表的な樹木「ガジュマル」。熱帯性の常緑広葉樹で至る所から根がはえ出している。うっそうと茂ったその木の中に入ると、ガジュマルの宇宙に迷い込んだ様な錯角を覚えた。
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