moeten_sakuhin

2001年作品紹介

この作品は今年２００１年２／２１に３年がかりで仕上ったものです。何でそんなにかかったか自分でもよくわかりませんが、けっこうダラダラとつくっている間に、雨が降ったり、台風がきたり、犬が小便しにきたりと、いろいろ経験を践んだ作品というか、廃品なんですよね。とりあえず、土台の板以外は全部、道端に捨てられていたり、いらないから貰ってくれと言われ貰ったものだったりなんです。よくもまぁ、ここまで生まれ変わってくれたもんだと、うれしくなっちゃているんです。

この作品は、今度４／２０からの展示会に出品する予定ですので、お近くの方は遊びに来て見てください。作品ともどもお待ちしております。

くわしくは、ここから。

この作品は３つの部分からできていて、まず、左半分のこの部分からつくったり、描いたりしていきました。このクラシックギターは4、5年前、友人からもらったもので、３年以上かけてだんだん仕上げていきました。それをガレージ（屋外）に置いてあったため、台風による風雨を受け、弦がきれ、留め金が外れぼろぼろ状態になってしまってました。その壊れ具合が絶妙で、それを何とか生かしたいという気持ちから、この部分が出来上がっていきました。右側の黄色いギターはリキテックスで描いたものです。

右側部分のポイントは、車輪がクルクル回ることでしょうか。右上のラッカーの容器のフタ部分の錆びた穴を覗くと、お月様が見えるようになっています。下部の木わくは、沖縄県那覇市曙（AND照明前）の粗大ゴミ置き場にあったモノをもらってきたものです。バックの曲線は、左部分から続く、グランドピアノの上のフタの部分をイメージしてるんですが、わかります？

この三輪車は、下山川（通称かりやー）の燃えないゴミ置き場からもらってきました。それにアンプとマフラーをつけると、月を目指した、空飛ぶ三輪車の出来上がり。後ろに引きずっているのは、現像液ボトル。（元見栄橋ビル３F,P&Pの松本さんからもらいました）「人は子供であれ、大人であれ、なんらかの重荷を背負いながら生きているんだよ！」って呟きながら…。

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